ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

上原彩子(プロコフィエフ ピアノ協奏曲No.3)

 最近音楽を聴きに行くのを控えているのでこれもNHKの番組で観た感想です。
 私は上原彩子が好きである。最初に聴いたチャイコフスキーに感激、2度目は横浜でのラフマニノフの3番、そして、やって欲しかったプロコフィエフの3番。
 始まったとたん滑るように弾き始めてびっくり。転ぶ(?)んじゃないかと心配になるほど。つまり気持ちより手が、先走って早く動いていたようです。滑っていたのは最初だけですが、とにかく力は入っていました。
 このまえのラフマニノフのとき「上原節」と表現しましたが、やはりこの人は時折そんな局面があります。ソウルミュージックやブルースで表現されるグルーヴ感。クラシックでは所謂グルーヴ感は無いですが、譜面通りのフレーズの微妙な合間に入れることは可能なのだと上原を聴いて思います。他のピアニストであれば揺らぎと表現するであろうところをグルーヴ感と思わず言ってしまうのは上原が意識しているからではないかと思ってしまいます。
 それからフレーズでノリの良さを感じたり、スリリングに感じたり、即興的に聴こえる弾き方、タイミングの取り方など、どうもジャズ的な感じがあります。
 そもそも彼女は首を突き出して弾く場合があります。それは男性のジャズピアニストに見られる仕草です。もしかして彼女は結構私が先に挙げたジャンルの音楽を聴くのでしょうか。プロコフィエフの3番は素晴らしかったです。ただ、ちょっとやりすぎかなぁと思ってしまうことが2度ほどありました。彼女の中でまだ消化しきれてない気がします。全体的にはちょっと荒れているなぁという印象でした。それは曲全体のバランスと言う意味からです。もう少し経ってからまた聴きたいと思いました。でもホント、ジェットコースターみたいでとても面白かったです。
 2009.2.21サントリーホール
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  1. 2009/02/23(月) 23:19:47|
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