ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

ベートーヴェン交響曲第3番(ブロムシュテット:N響)

 先週金曜の午前中に放送されたNHK交響楽団の演奏を週末観ました。私が未だにその良さを十分理解していない指揮者の一人であるブロムシュテットです。理解したいからと聴きに行った初めての指揮者でした。そして、その時の聴き終わった感想はまだ十分には理解していないというものでした。

第1楽章
 歯切れがよい。軽快で滑るよう。小鳥が翼を駆使し枝から枝に自由に滑空するが如し。軽すぎない、硬すぎない、速すぎないこの絶妙さ、これはバランスの妙です。このような「程度」を楽団員に伝えるのは難しいのだろう。とにかく素晴らしい演奏でした。

第2楽章
 緩徐楽章ですが揺らぎのない正確なテンポです。弦のハーモニーが素晴らしいです。

第3楽章
 強弱の付け方がとてもスムーズでうまいなあと感心します。メリハリという表現をすると雑さもあるように感じますがそんなものありません。

第4楽章
 出だしは踊るようです。本当に心躍るようですが、抑制が利いていて乱れがないのには溜息が出ます。その後曲の派手さはないですがどんなテンポのときもそのテンポが生きいきしています。

 なんてことでしょう。ベートーヴェンの中では地味め曲ですが全く素晴らしい演奏です。指揮者がその曲の印象を変えてしまう、それは指揮者冥利でしょう。

 ブロムシュテットの音を聴いて思い浮かぶのは端正です。もちろんご本人も82歳とは思えない容貌なのですけど。やっぱり見た目が音に反映するということでしょうか。とにかくこの日ようやくブロムシュテットを十分理解しました。

演奏日:2010.4.16 NHKホール

この日の最初の曲はピアノ協奏曲第5番でルドルフ・ブフビンダーの演奏でした。これは明日にでもレビュします。
スポンサーサイト
  1. 2010/05/31(月) 00:35:02|
  2. 音楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

ハチャ

Author:ハチャ
アーティスティックなものが好きな私です。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する