ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

リストランテ濱崎

 ずっと行ってみたかったのですが予約が取れないとのことでずっと諦めていた店が、リストランテ濱崎。念願が叶いました。

 夜のメニューは2つのみ。主菜が一つ、もしくはポーションが小さめの肉と魚両方という違いのみで他は殆ど同じでした。突き出し、前菜、パスタ、リゾット、主菜。

 写真を撮るのを失念したのですが、突き出しは同じ大きさに切り揃えられた数種の野菜と豆。それにヨーグルトソースが掛けられたもの。その上にクルトン。これから始まる食事への期待感に胸を膨らませ談笑しつつ食べる突き出し。これが私と同伴者の一人に受けました。大きさを揃えるのは当たり前ですし、歯応えを揃えるのも当たり前。でもその歯ごたえにリズムを感じたのです。なんてこった。帰り際にシェフに聞くと。「あれは僕しか作らないですもん。1年振りに作ると必ず失敗しますね。」それだけ神経を使った一品。後で考えたのですが、あれは歯応えを揃えるのではなく、その野菜の一番いい固さにして、しかも、小さすぎない大きさにしていたせいでリズムを感じたのではないかと思いました。

濱崎1
 スパゲティのアーリオ・オーリオのソースにまたしても驚き。上品な味わいだったのです。それにどうやったらこんな味になるかさっぱりわからない。シェフによると「あれはまず玉ねぎを蒸すんですよ。焼いてはだめなんですね。それでぎりぎりのところで...」それ以降は忘れてしまいました。しかし、玉ねぎを炒め倒すなんてのは良く聞きますが、蒸すとは初めてです。

濱崎2
 主菜は鶉を頂きました。私が時折買う鶉ほど濃厚ではなかったですがスペシャリティということでとてもよかったです。上にのっているルッコラはゴマの風味が強く付け合わせとしても合っていました。

 店の規模からしてシェフ自ら作っていることは明白。その濱崎シェフの味はと言うと肩に力の入っていない自然な味。そして、その焦点の合い方というのは尋常ではない。ただし、それが押しつけがましくないので心を動かされることなくうっかり食べ終えてしまうかもしれません。いま、流行りの料理ではないのでしょう。でも、多くの料理人が最後に行きつくスタイルの料理なのではないかと思うのです。


スポンサーサイト
  1. 2012/07/21(土) 12:38:44|
  2. 食(レストラン)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

ハチャ

Author:ハチャ
アーティスティックなものが好きな私です。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する