ハチャの深層

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メナヘム・プレスラ(モーツァルトピアノ協奏曲第23番)

メナヘムプレスラ

 週末に放送されていたベルリンフィルのジルベスターコンサートを観ました。私とサイモン・ラトルの相性は良くないので、何かをしながら観るつもりでした。ピアノコンチェルトの時に、かなりお歳(91)を召したソリストが登場しました。高齢でもステージに上がるということは若い頃から活躍していたでしょうが、プレスラーの名前を見ても私はぴんと来ませんでした。後で調べたらピアノ三重奏団「ボザール・トリオ」でずっと活躍していたようです。2008年に解散後、ソロ活動を始めたとのことです。
 曲目ですがモーツァルトの23番。始まったとたんに美しい音色に魅了されました。自然で温かい音。身体に力が入ってなく音にもそれが反映されています。ルバートは見せつけるのではなく、自然な感じ、にっこりする表現のものが多くとても面白かったです。
 暖かい陽だまりに身体を横たえていると頬をそよ風が撫でるが如し。音が美しいというより、演奏自体が美です。絵画で言うならマリアをモデルにした宗教画を鑑賞するかのよう。庭なら要所に苔むす石を配した日本庭園。シンメトリーを基本とした西洋庭園ではないです。
 いったいどうしたらこんな素晴らしい表現ができるのでしょうか。きっと境地なんでしょう。その境地に達した人だけが奏でられるのでしょう。演奏終了後はなんと観客全員が立って拍手です。ジルベスターといえば大晦日のお祭りみたいなもの。そこで最高レベルの美と出会えるなんて本当に驚きです。

演奏:2014.12.31
放送:2015.02.23 NHK BS preminum
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  1. 2015/02/26(木) 22:15:00|
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