ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

世界ふれあい街歩き

 NHKで「世界ふれあい街歩き」という番組が放送されているが最近の私のお気に入りである。外国のとある街を一日かけて歩くというとても素直な作りです。
 NHKは何日もかけてイタリアを旅する番組、そして数ヶ月前には続編とも言うべきフランスも旅する番組を放送していました。あれはあれで悪くないです。旅する雰囲気は味わえます。でもどれだけがんばってもその街の人々がカメラに接する顔はやはり普段とは異なります。世界ふれあい街歩きは機材が少ないからでしょうか、街の人々はビデオ片手のただの旅行者と見ているのでしょうか。街の人たちの気さくな素の姿が見れます。これがなんともいいのです。

 キューバのハバナのときは特に面白かったです。

 手提げと布巾をかぶせたトレイを手で持った初老の叔父さんは唄いながらパイを売る。
「僕が小さかった頃 お父さんが言っていた お菓子作りを覚えてりゃ 幸せになれるってさ そして僕は大人になった ほらこの歌声が聞こえるかい 一度食べたら もうやめられないよ 5つ星のパイはいかが?」
 売るときはお客さんにお世辞、愛想を振り撒く。

 スコールが降ればみんな雨宿り。そもそも傘をさす習慣がない、いやその前に傘そのものがないのでしょうか。そのなかを子供たちがサッカーボールを蹴って遊んでいる。雨が降っている間は通りは誰もいないので子供の遊び場なのだ。

 夕暮れの海岸の堤防で家族と思しき10人が横一列に並んでいる。何をするともなく、景色を眺めている。訊くとゆったりとして平和でしょとにこやかな顔をする

 十数年前まで道端で暮らしていたパリの紳士の銅像が通りの真ん中に建っている。以前は伯爵だったというこの紳士はハバナでホームレスをしていたらしいのだが、教養があり気高い心の持ち主でみんなから慕われていたという。決して自分から物乞いすることは無く、逆に木の葉や使えなくなったボールペンをみんなに施したという。社会の底辺であるホームレスの等身大の銅像が建つことは驚きでしかない。このパリの紳士の歌まであって日常的に歌われているのです。

 ハバナの人々の暮らしぶりとその穏やかな顔を見るにつけ、幸せとはなんだろうと改めて思ってしまいます。

 歌うと言えばアムステルダムの回でも自分たちの街を歌っていました。
「この街に生まれて 洗礼を受けて 運河があって 他に何がいるの」

 この番組の最大の特長は観光客の視点ではなく、街の住人の視点で街を見ている点です。つまりステイの感覚です。

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  1. 2006/10/11(水) 00:42:14|
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