ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

西五反田食堂

 五反田にお気に入りの食堂があります。いまどき食堂という名称は社員食堂、百貨店の大食堂くらいのものです。百貨店の大食堂も最近はなかなか無いですが、上野の松坂屋のは昔の面影を残した食堂です。
 話を戻しますが、最近店舗数を伸ばしている「大戸屋」や「おはち」も食堂に分類されるでしょうが趣きは異なります。昔の食堂のイメージはやはりガラスケースに総菜類が並んで、好きなものを自分で取り出し、最後に御飯とお味噌汁を頂いてお会計するタイプのものです。こんな食堂が西五反田のTOCの近くにあります。名前は西五反田食堂。

西五反田食堂


 昔はそういうタイプが多かったので長所を改めて考えることは無かったのですが、今見ると新鮮に見えるから不思議です。

・メニューが文字でもなく、写真でもなく、サンプルでもなく「本物」なのでメニューからの想像との乖離がない。
・全種類一目で見れるので、注文漏れの後悔が無い。分量も一目で分かるので食べる総量との判断も簡単に出来る。

 一目で全部見れるというのはやはり凄いことなんだと改めて思った次第です。この従業員はみな中年の女性です。恐らくは自分たちの家庭でのレシピ、そしてここが重要なのですが作り方もでしょう。おはち、大戸屋は家庭料理としてはまあ、いい線行っているとは思いますが、それでも単にレシピだけです。レシピは本部指定のものですからブレがありません。作り方も各工程毎にきっちり指定していればそれでも良いでしょうが、作り方の管理は(特におはちは)甘いようです。だから料理の味の焦点がぼけていることが多いのです。ここで言っているのは塩気が足りないとか、醤油が足りない場合があるというような料理初心者のようなことを言っているのではありません。あくまでもその料理の完成度としての焦点です。誰が作ってもレシピさえ守れば同じように出来る料理なら別ですが、殆どの料理は作る人がその料理の味を熟知しているかどうかで、その料理の出来というのは大きく左右されます。定食チェーン店の料理人はその料理を熟知していないがために食べても料理人の顔が見えてこないことが多いです。
 西五反田食堂は料理を熟知しているであろう、おかあさんが作るのでどの料理もとても美味しいです。ここで言う「美味しい」の多くの部分は作り手を感じるからです。大げさに言えば料理人の顔が浮かんでくるということです。
西五反田食堂レシート

 レシートを見るとそこには日本一の食堂と印刷されています。
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  1. 2006/11/08(水) 00:00:20|
  2. 食(レストラン)
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