ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

松田権六の世界

松田権六


 生前に重要無形文化財であった松田権六の作品展が東京近代美術館、工芸館で開かれています。作品は日常で使われる物に蒔絵を施したものです。意匠のモチーフは草花もそうであるが、動物などの生き物が多かったです。白鷺、すずめなどの鳥たち、昆虫では赤トンボ、珍しいところでは熊などが用いられています。展示には比較のためか尾形光琳もありました。光琳のデザインは図案化されたもので、それはそれで素晴らしいのが、松田のは生き物を使用しているので温かみ、親しみを感じます。
 使用目的があるので工芸品であるのだが、蒔絵、螺鈿を駆使した作品は芸術そのものです。蒔絵、螺鈿そのものが美しいのはもちろんのこと、その表現力の素晴らしさは、それを使うテクニックとそのデザイン性の高さからであろう。蒔絵を施した箱を観ても普通は「綺麗」という言葉くらいしか出ないのであるが、松田の作品は最低でも「美しい」、「素晴らしい」位はでる。製作過程を少し見たことがあるがそれこそ、気が遠くなるほどの細かい作業の集積である。

 「人に学ぶ、自然に学ぶ、物に学ぶ」を生涯のモットーとした、その美意識と芸術観には頭が下がります。2/25まで。
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  1. 2007/02/21(水) 00:20:10|
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