ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

植木等を悼む

 東京に住んでいると芸能人を見かける機会が多いものです。表参道の交差点で信号待ちしていると、通りの向こうにサングラスをかけたかっこいいおやじが待っていました。私もあの年代になったらああなりたいものだと、見とれていました。信号が青になり進むとそれが菅原文太であることに気付きました。みんな騒ぎたいのを押し殺して騒然となりました。
 紀ノ国屋で買い物をしレジで並んで待っていると、前に立っている野球帽を目深にした女性が急に後ろを振り向きました。私の顔のすぐ目の前30cmに山口智子の顔がありました。その時どう反応したらよいだろうかとは思いました。東京でミーハーとは最も縁のないところで、みんな気づいても気付かないふりです。だから私もそれに倣いました。
 さて、会社が近いこともあって時折、青山のちょっとした酒場に出入りしていました。そこにも芸能人が出入りしてました。ただ、お忍びという使い方ではなく、テレビや映画製作のスタッフが打ち合わせ、打ち上げに利用している風でした。そこで植木等を見かけました。このときほどミーハー的に喜んだことはなかったです。
 その植木等が他界しました。
 以前トーク番組で大変生真面目な話しぶりをみて、ボードビリアンとしての姿と随分ギャップを感じたものです。
スーダラ節を歌うかどうか迷った時に、その歌詞を見た彼の父親が、「青島は凄い」と言ったことで迷いが吹っ切れたとか。とてもではないが私にはあの歌詞のどこが凄いのかははっきり言えない。もちろん、作り手としての感覚では「あんなの書けないな」とは思います。ちなみに彼の父親は僧侶だったそうです。当然その影響は植木本人にもあり、トーク番組での彼の姿はジョーク、おちゃらけはもちろんのこと、気さくささえなく第一級の性格俳優にしか見えませんでした。
 気がふれた演技は正気の人しかできない、酔っ払った演技も素面でないとできないと言います。それは見ている人が不快感を感じない程度の抑制を感じる演技でないといけないからでしょう。植木等のおちゃらけ感もタガのない止めどもないような印象はありません。パッと見はおちゃらけているのに姿勢は良いし、滑舌はよく言葉の発音も明瞭です。彼の笑いはいつもスマートで、だらしなさとは無縁。だからこそ大人向けの笑いだったのでしょう。昨日、「日本一のホラ吹き男」を観て改めてそう思いました。合掌。

スポンサーサイト
  1. 2007/03/31(土) 16:30:23|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<ボスケッタ(Boschetta) | ホーム | ストレスと記憶力の関係>>

コメント

はじめまして^^

私のニュースサイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/aidol177/archives/50064491.html
です。
  1. 2007/03/31(土) 16:50:43 |
  2. URL |
  3. アイドル芸能スポーツ瓦版 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mwzelda.blog22.fc2.com/tb.php/208-190bce92
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ハチャ

Author:ハチャ
アーティスティックなものが好きな私です。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する