ハチャの深層

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レオナルド・ダ・ヴィンチ 受胎告知

レオナルド受胎告知

 上野の東京国立博物館で展示されているレオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知を観ました。初めて観た感想、第一印象は随分と綺麗だということです。描かれてから500年以上経過しているにもかかわらず鮮やかな色です。瑞々しいです。色の素晴らしさに圧倒されました。マリアが羽織っているレースの質感、レースが透けてその下のテラコッタタイルが見えるところまで描写しているところ。そして、テラコッタにある本当に小さな無数の穴まで表現しており、どこまで拡大しても拡大に耐えうることには唖然としてしまいます。

 ただ、不思議なことにそれ以上の感動がなかったのです。絵画としては完璧なレベルなのに観ているものに訴えかけるものが高い完成度の割りに感じなかったのは私の未熟さゆえでしょうか。
 この絵にはいくつか気になる、いえどうしても気になってしまうことがあります。天使ガブリエルが現れ、そして受胎告知されたにしてはマリアがあまりに平然とした表情であるということ。そして、天使の羽根は猛禽類にありそうなリアリスティックな羽根であるということ。私はこの絵を自然に受け入れようとしてもこの二つが気になって素直にこの場面に入っていけませんでした。つまりはこのことが、鑑賞者である私の想像力を阻害したのではないかと考えてみました。その是非はともかく一度は観るに価値ある絵であることは間違いありません。

 さて、レオナルドが絵画だけでなくいろんな分野にその才能を開花させていたことは周知のことですが、今回の第二展示ではそれを存分に堪能できます。その中でもやはりスフォルツァ騎馬像が凄いです。鋳物の馬の像です。未完成ですが完成すればなんと7mを超えるもの。会場では馬の前脚のみ展示されていますが、その大きさに圧倒されます。

 受胎告知をゆっくり観たいのでしたら、金曜の閉館間際がお勧めです。第二会場は別の日にゆっくりと観ます。会期中であればそれぞれの会場は一度ずつ入場できるとのことです。
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  1. 2007/04/20(金) 00:32:47|
  2. アート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

レオナルド・ダ・ヴィンチ 受胎告知

 先日、この絵を観たとき、私も同じように感じました。繊細で美しい、この上なく素晴らしい絵だと思いましたが、それ以上の感動がありませんでした。同じような感想を持つ人がいたなんて、ちょっと嬉しい驚きです。
  1. 2007/04/21(土) 23:29:12 |
  2. URL |
  3. ute #-
  4. [ 編集]

uteさん、お久し振りです、ハチャです。
そうですかレオナルドの受胎告知観たんですね。
しかも、同じ印象だったとは!もしかしたらこのような印象を持った人もっといるかもしれませんね。
  1. 2007/04/23(月) 22:54:18 |
  2. URL |
  3. ハチャ #-
  4. [ 編集]

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