東京のイタリア料理店、自らがそのカテゴリを名乗っているのであればともかく、そうでない場合は何を持って判断するのでしょう。それは雰囲気とサービスと料理の洗練度と私は勝手に考えています。
トラットリアは町の食堂と捉えています。わいわいがやがやの雰囲気の中、店員との良いコミュニケーションについ調子に乗って追加注文してもお財布を気にすることのない安価さ。
トラットリアに黒板あるのは今日はこんな良いものが入ったのでこんな料理を用意しましたのでいかが、そういうスタンスからです。行けば必ずそのスペシャリティが食べられるというリストランテとはコンセプトが違うのです。
目黒にあるトラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカは自らがそう名乗るように紛れも無いトラットリアです。一軒家の3つの部屋を使って60人ははいるでしょうか。でも連日満席だそうです。この店を表現するのはとにかく、イタリア語で書かれた黒板です。
それなりの種類が載ったメニューリストはあるのですが、それとは別に黒板にもぎっしりメニューが並びます。店員があっちこっちのテーブルで黒板を使いその日のお勧めの料理を説明しています。これがなかなかよく、つい黒板のお勧めからのオーダとなってしまいます。料理の分量も結構多く一人2枚でちょうど良いようです。ワインも安価で良質なものを揃えています。
料理はリストランテの洗練はありません。でもトラットリアならではの美味しさがそこにはあります。この店は愛される店でしょう。
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- 2007/10/08(月) 15:30:21|
- 食(レストラン)
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