ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

綿矢りさ(インストール)

 正月に読みそびれていた本をまとめて読みました。そのなかには楽しみにしていた綿矢りさも。芥川賞の「蹴りたい背中」と思ったのですが、最初の作品である「インストール」にしました。
 主人公の女子高生が捨てたパソコンを同じ団地の小学生が拾い、その子の提案で風俗のチャットのバイトをすることになる。小学生と女子高生が風俗!?
 この小説の面白さは設定やストーリーにもあるかもしれません。でも最大の魅力は作者の文体と呆れてしまうほどの表現力にあるように思います。ここは利かせどころという箇所での表現力はとにかく圧倒的です。解説の高橋源一郎が書いているように「完璧な文章」なのです。完璧というのは直すところが無いという意味です。一か所でも変えるとバランスが崩れてしまうような、文章の構築は美しささえ湛えます。とにかく読んでいて気持ちが良いです。何度読んでも構わないと思えるし、凄い表現のところは実際に読み返したりしました。それが証明しています。これを17歳で書いてしまうのはやはり才能なのでしょう。高橋源一郎が最近では山田詠美、吉本ばなな、とあげていましたが私の感覚でもそんな感じです。
 買った日に止まらなくなって読み終えた私は、翌日「蹴りたい背中」を買いに走ったのは言うまでもありません。
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  1. 2008/01/08(火) 20:05:11|
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