ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

番茶の愉しみ

 以前、このブログで西五反田食堂の記事(2006/11/8)をアップしました。その後、この店は街の食堂ではなく、「まいどおおきに食堂」のチェーン店だと気づきました。チェーン店とわかったので他の店にも行ってみたいものの、私が良く行く街には展開していませんでした。だから、今も時折、西五反田へ通います。この店のお茶ですが番茶です。番茶ですから美味しいというほどではないのですが、飲むと懐かしい思いがこみ上げてきます。

 子供の頃は自分の家のお茶しか飲まないですから、それが標準となります。美味しいとか、そうでもないなど味がわかる年齢になると自分の家のお茶が美味しいことに気付きました。つまり、学校や町内会などの集まりなどで出るお茶が番茶だったのです。それでも、学校などでのお茶には子供ですから慣れてしまいます。
 そんなころのこと、あるとき母親に家のお茶が美味しいことを告げました。そう言うと母親はばれたことをごまかすような表情をしました。当時、家はそれほど裕福ではなく、どちらかというと貧乏な部類で節約の毎日でした。つまりお茶を贅沢していたことに対しての反応だったのです。
 番茶を飲むと、「これ美味しくない」と思うより、懐かしいなと思って飲めるということがとても良いと思います。子供の頃のお茶の思い出が西五反田食堂の番茶を飲むと蘇ります。これが私の番茶の愉しみかたです。人は味覚的な美味しさや嗅覚的な心地よさではなく、それが導き出す記憶で食べ物、飲み物を愉しむことができるのだと実感しました。

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  1. 2008/04/16(水) 22:40:46|
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