ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

フィクサー(Michael Clayton)

 ジョージ・クルーニーはカッコいい。偶然ですがアカデミー賞授賞式で助演女優賞をティルダ・スウィントンの受賞を見ました。彼女の受賞コメントのときクルーニーのお陰みたいなことを言い、自らも主演男優賞のノミネートで会場にいた彼が、はにかんだ表情を見せていました。何をやってもさまになる男である。
 ジョージ・クルーニー扮するマイケル・クレイトンは法律事務所の裏の仕事を引き受けるもみ消し屋(フィクサー)。法律事務所に持ち込まれる依頼のなかには表舞台の訴訟だけではなく、裏でもみ消しが必要な場合も多くあるようで、マイケルは嫌々ながらこの仕事をこなします。一方同じ事務所のもう一人のもみ消し屋アーサーは巨大製薬会社の訴訟にかかわっており、製薬会社が有利に裁判は進んでいきます。しかし、製薬会社の極秘内部文書を目にします。それが公表されれば裁判は製薬会社が負けることは確実。アーサーは罪の意識に苛まれ、この事実を暴露しようとします。この動きを知った法律事務所はマイケルにアーサーのもみ消しを依頼。しかし、ことは順調に進んでいきません。アーサーはなんと...これ以上はネタバレゆえ割愛。
 良い出来の映画です。ソーダーバーグ製作なら間違いないだろうというのもあります。でもテーマや脚本の完成度の高さから言えば出来が不十分という印象があります。これは実に惜しいです。まず、製薬会社はコングロマリットとのことですが、その存在はCMばかり流すばかり、実際にあるような感じを観客に植え付けていないです。それに法律事務所も全米でナンバー1(?)という実感に乏しいです。上映時間の制約でその辺りがカットされていたのかもしれません。あと、日本語タイトルの「フィクサー」はいただけないです。日本人がフィクサーという言葉から連想するのはギャングの世界の影のボスみたいな印象があると思います。私だけでしょうか。映画を観ている途中で違うんだと気づいたのですが正しい「もみ消し屋」で最初から観たい気分になりました。
 製薬会社の法務部門の(次期)役員役のティルダ・スウィントンの演技はとても良かったです。オスカーを取ったのも納得です。クルーニーの演技も良かったと思います。でも、この程度でオスカーを取って欲しくない気がします。クルーニーはもっと良い演技ができるでしょうから、もっと素晴らしいい映画のもっと大きな役で主演男優賞でオスカーを取って欲しいです。それにしてもクルーニーは格好良いです。
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  1. 2008/04/18(金) 22:24:44|
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