ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

バウハウス・デッサウ展

バウハウスデッサウ展

 バウハウスのデザインは素敵です。アートというより工芸に近い印象があります。それは生活の中にこそアートが宿るべきという思想、理念からなのでしょうか。一点物のアートではなく、大量生産可能なものです。すぐれた意匠と言うものは廃れることがないものです。時折いつまで経ってもモダンさを感じるデザインに出会います。バウハウスが生み出す意匠はそういうデザインが多いようです。会場に展示されているものもその時代を感じるものではなく、それを超越したものが多かったです。時々耳にしますが永遠のモダンを感じるデザインです。
 美術館では作品を観るものです。もちろん、東京藝術大学の美術館でも作品は観ることはできますし、実際私も作品を観ました。でも、この展覧会の趣旨としてもそうですが、私も自然と作品をフィルターとして当時のバウハウスの活動を観る思いでした。簡単に言えば、ああバウハウスの活動の結果としてこれらの作品が生み出されたのだという思いです。会場で一番印象的だったのは一枚の厚紙に折り目と切り込みを入れて立体的な造形を作っていたものです。しかも、それは安定しているのです。作品と言うより演習みたいなものです。

 優れたデザインと言うのは使い捨てられるべきものではないと思います。優れたデザインと言うものは本当に廃れないです。そう言えばデザインをしないデザイナーなる活動をしているナガオカケンメイのことを思い出しました。彼の店に行くと我が家にあるものをいくつか見つけて、似たような考えであることを認識します。そして、バウハウスの流れと言う意味では我が家にはアルツベルグのティーカップの食器が3種ある程度でしょうか。アルツベルグの輸入は代理店が変わった(?)とか、次が決まっていないとかで日本に入って来ていない(?)ようです。あの時もっと買っておけばよかったと後悔することしきりです。優れたデザインと言うのは廃れないというのは事実ですが、その以前になかなか生まれないものです。ですから、その時を逃すと無くなってしまう。
 世の中で定番と言われているものがありますが、あれは実は優れたデザインなのだと思います。優れたデザインと言うのはみんな定番商品にすべきなのではないかと思うのですが。

東京藝術大学大学美術館 ~7/21
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  1. 2008/05/25(日) 00:32:15|
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