ハチャの深層

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祝、ユーロ2008 スペイン優勝

歴史的勝利であることは、44年振りの優勝であることからも事実なのでしょう。ただ、私が言っている歴史的とはそれだけではありません。

 世界中の多くのサッカーファンがサッカーのプレースタイルが変わるかも知れないと期待しているのではないでしょうか。それくらい今回のスペインのパフォーマンスは素晴らしかったと思います。決勝トーナメント初戦の対イタリアこそ、相手ゴールを割れずに苦しんだのですが、それ以外は決勝まで安心して観れる試合でした。スペインは世界中にスペインのプレースタイルを見せつけたわけです。

 スペインは国内のリーグ、リーガ・エスパニョーラの試合を観ればわかりますが、攻撃的なプレースタイルです。それは観ていて興奮します。そして、プレーヤーも守るより攻撃しているほうが好きなのだと思います。しかし、この攻撃的スタイルはゴールを割れないまでもフィニッシュまでいければよいのですが、敵にボールを奪われたときににカウンター攻撃を許してしまいます。お互いにスタイルが同じであればイーブンなのですが、プレースタイルが異なる守り主体のチームが相手ですと試合の結果として分が悪いというのが統計的にあらわれています。攻撃するのはするほうも、見るほうも気持ちの良いものですが、やはり攻めているときは脆いということも事実です。
 だから、世界のサッカーのプレースタイルの主流は負けないスタイル。つまり、基本的に守ってスコアーレス・ドローもやむを得ない。あわよくば、相手の隙を突いて得点し勝利する。でもこれでは観ていてつまらないです。ですが、負けるよりましという呪縛によって人々は黙っていたのです。しかし、今回のスペインのような華麗なパス回しから、敵を嘲笑うようなパス、そして、シュートでゴールイン。これで試合に勝てるのなら誰でもがやってみたいと思っているのだと思います。そして、今回スペインは世界中のサッカーファンとプロサッカープレーヤーの前でユーロ2008優勝という事実でそれを証明したのです。これで心が動かないはずはありません。あとは、それをするかどうかは監督次第です。
 言いたかったのは今回のスペインのプレースタイルが世界的な潮流になり、数年後この流れのターニングポイントはユーロ2008の決勝戦だったと言われるのではないかと言うことです。それはスペインの、ではなくサッカーの歴史的試合。

 もちろん、今回のスペインはいつもと異なりました。特に4人の創造者と言う意味のクワトロ・フゴーネスと称される中盤は素晴らしかったです。セスク、イニエスタ、シャビ、シルバが奏でる創造的なサッカーは本当に観ているものを惚れ惚れさせました。解説者の金田さんが「ああっ!おおっ!」と連呼、もちろん観ている我々も同じでした。だから今回のスペインは特別で、まねをしようとしてもそれは無謀だという意見もありましょう。実のところ私だってそうなのだろうとも思います。でも、それでも真似て欲しいのです。現実的なサッカーはいつも強いかもしれません。でも、サッカーファンはファンタジスタとい言葉が象徴するように、いつも創造性を求めるものです。そして、プレイヤーもそれを追い求めるべきです。それこそがサッカーというスポーツなのですから。


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  1. 2008/06/30(月) 22:43:50|
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