ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

ヴィルヘルム・ハンマースホイ

ハンマースホイ
 実は私はきっと好きであろうと勇んで展覧会に足を運んだのですが、少し暗い気分で会場を後にしました。どの絵も絵から刺激を受けるのではなく、鑑賞者が絵の世界にゆっくりと歩みを進めて入っていくような気にさせられます。それは魅力的な世界だからではなく、心を休めたいと思う願望、今いる世界からの逃避にうってつけの世界だから。少なくとも私にはそんな印象を受けます。どの絵にもグレーが入っています。強い太陽の光はなく、柔らかく窓から差し込み床に注ぐに見られるのみ。それが陽気を払拭しメランコリックな気分にさせるからこそ思索に向かわせるのでしょう。物思いに耽るには曇りが絶好なのでしょう。絵には光の輝きも無ければ音も感じられません。やはり物思いに耽るには無音がよろしいかと。でもどの絵も同じ調子ですと面白みがありません。派手さはないので玄人好み、知的な人に受ける傾向があるかも知れません。展覧会で観る絵画というより家に飾ってなんとなく眺める絵なのではないかと思いました。

 部屋に絵は飾らない主義の私ですが例外はあります。ハンマースホイも一枚ポストカードを購入しチェストの上に飾ってみるとうまく馴染みました。物思いに邪魔にならなく、物思いに導く一枚。

国立西洋美術館 ~12/7
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  1. 2008/11/08(土) 17:07:34|
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