ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

チャイコフスキー第5番(N響:デュトワ)

 テミルカノフ指揮によるサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団のチャイコフスキー第5番を聴いてから別の指揮者にて聴いてみたい衝動にかられて、思い立ったのはシャルル・デュトワでした。偶然にもN響定期でこの演目があったのでなんとかチケットをとりました。
 この曲は色彩豊かです。あと特徴的なのは主題を楽章を越えて繰り返されることです。大変素晴らしいテーマですから聴いていてもとても心地よいです。
 デュトワN響は悪く無かったです。しかし、テミルカノフと比べるとやはり見劣りしてしまうのはやむをえないでしょうか。主題のところのハーモニーは繰り返されるからなかなか良かったですが、それ以外でのハーモニーは考え込んでしまうことが何度がありました。ただ、最終楽章の最後の畳み掛けて折り重なるような展開部分は見事な表現力でさすがデュトワと言う感じでした。
 ピアニシモからフォルティシモを絵画に例えるとテミルカノフは拡大しても同じ絵が現れる曼荼羅。これに対してデュトワは若冲のモザイク画、鳥獣花木図屏風。テミルカノフの深遠さに対してデュトワの軽やかな華やかさ。2人の指揮者とも色彩の豊かさは表現していましたがこんな違いを感じました。デュトワが決して悪いというわけではありません。ようするに最初に聴いたのがテミルカノフという私が悪いのです。でもこれは仕方が無いことです。

12/18サントリーホール シャルル・デュトワ指揮 N響
スポンサーサイト
  1. 2008/12/22(月) 23:29:14|
  2. 音楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<石田徹也-僕たちの自画像-展 | ホーム | イル・マンジャーレ(鵜野秀樹)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mwzelda.blog22.fc2.com/tb.php/397-7b4ce988
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ハチャ

Author:ハチャ
アーティスティックなものが好きな私です。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する