ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

パリ(PARIS)

 どうしても映画を観たいという日が私にはあります。ブーリン家の姉妹をやはり観ておこうと思い立って映画館を探したのですが、その日の昼の時間帯に合わなく、断念しました。そこでなんの予備知識もなく渋谷の文化村のル・シネマのパリを選んだのです。混み具合をみて驚きました。毎回満員なのです。
 この映画は一人の主人公を描くのではなく、パリの街で生きていくさまざまな人たちの日常の生活を描いています。主人公は重い心臓病でダンサーを諦めたピエール。彼はアパートのバルコニーからパリの街を眺め、そこから見える人たちの生活を想像します。そして、彼は気づきます。パリの街で生活することそのものが素晴らしい、そして、みんなそのことに気づいていないのだと。
 物語はピエールを心配した姉のエリーズが子供達を連れてピエールのアパートで一緒に住むことになり動き出します。ピエールはパン屋にパンを買いに出かけ、エリーズは市場に出かけそこで人と係わり合いを持つ。なんでもないようなことが愛おしく思えるそんな気にピエールはなるのです。物語は二人以外にもいろんな人の生活が出てきそれぞれがクロスしたりします。ピエールは主人公ではありますが実際の主人公はパリで生きていく市井の人達。建築家、歴史学者、女学生、市場の商人、ファッションモデル、パン屋の店員。生活することが素敵だと感じるのは華やかさや活気のある特別な街パリのせいだからでしょうか。
 映画は特段大きな出来事のないまま終わります。でもとても心地良さを感じます。なんだか、伝統的な織物を織っているその途中の2時間を観たかのようです。
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  1. 2009/01/10(土) 23:34:07|
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