ハチャの深層

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リサ・バティアシュヴィリ(ショスタコーヴィチ バイオリン協奏曲第1番)

 何とはなしに何かをしながら聴いていて、思わず耳が音源の方を向くことが時折あります。デーヴィッド・ジンマンが指揮するシューベルトの交響曲第8番は確かN響アワーで聴いて、なかなか良かった記憶がありました。だからその後のBS放送での放送は観るつもりはなかったのですが、何かをしながらで流していました。ただ、コンサートの最初の曲はN響アワーでは放送されなかったショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲の1番でした。1、2楽章はそれこそ耳が真剣になることはなかったのです。でも3楽章辺り、随分長いカデンツァから釘付けになったのです。最初はちょっと混乱しました。3楽章からが良いのかそれとも3楽章から演奏が良くなったのか。たぶん前者なのでしょうが、演奏スタイルとの相性もあるでしょうか。初めて聴くヴァイオリニストでしたが名前はリサ・バティアシュヴィリでグルジア出身。
 曲調のせいもあるかもしれませんが音がしっかりしています。高い安定感を感じます。テクニックの高さによる安定感ではありません。音そのものが安定を感じるのです。それは音に太さ、重さを感じるからでしょうか。子供には出せない大人の音と言ったら良いでしょうか。とにかくずっしりしています。それは音を切るように弾いていないせいなのか。一つ一つの音をじっくり丁寧に出しているせいなのか。昨今の譜面と競争するような足早な演奏ではなかったです。大地に足がしっかりついた堂々とした大人びた演奏。こんな演奏スタイルは貴重です。本当に素晴らしい演奏でした。


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  1. 2009/02/16(月) 22:06:07|
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