ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

うつわ U-Tsu-Wa (ルーシー・リィー)

ルーシー・リィー
 ルーシー・リィーの作品を観るのは初めてである。不思議な感覚である。それは私が日本人で日本のいわゆる陶芸作品を見慣れているから。そして、好んで購入する西洋の磁器に囲まれていること。そのどちらでもないというのが一番なのだが、全く見たことのないわけではないものが発する不思議さは、やはり洗練なのだろう。フォルムの完全さ、色使いの比類なさ、そんなものを使った洗練の手法ではありません。こんな洗練のアプローチもあるものだと感心してしまいます。
 いろんな色を使っています。黄色、青、赤、金色、こげ茶、ピンク、水色、淡い緑と一人が使う色としては考えられないくらいです。
 うつわは腰の高さの大きな白い矩形に水をはって、その上にプレートを介して浮かべています。うつわの間隔はまちまちです。試しに端から台の高さに視線を落とすとまるで惑星が並んでいるかのようです。波紋の影響がない箇所でしたら水面に映った器も含めてシンメトリーに観ることもできます。

 結局のところ私が感じた洗練とはルーシーの感性によるものなのでしょう。手で作るから完璧にはならないし、完璧を求めてはいけない。焼くから偶然もあるのです。つまり手で作るということの良さが活きるぎりぎりの境界に達しているということ。

 会場では工房で作業をしているルーシー・リィーの姿が観れるビデオが流れていました。なかなか的を得たインタビューもあって割と見応えあると感じました。驚いたことにインタビュアーが動植物のドキュメンタリーで有名なデヴィッド・アッテンボローでした。

21_21 DESIGN SIGHT ~5/10
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  1. 2009/03/22(日) 16:14:53|
  2. アート
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