ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

庄司紗矢香(プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲 第1番)

 ジョナサン・ノット指揮によるN響でのプロコフィエフのヴァイオリンコンチェルト。庄司のことは何度か記事(2008/11/26参照)にしています。去年からまだ数ヶ月しか経過していないので、いきなり化けるわけないのですが音を聴いてちょっと驚きました。使っているヴァイオリンを変えたのかと思うほど流麗でした。
 (後日わかったのですが実際庄司は最近ストラディヴァリウス「レカミエ」に変えていたのでした)
 この曲は弾き方、あるいは解釈によって印象が変わると思います。最近ではシトコヴェツキ、サラ・チャン(CD)を聴きましたが、3人3よう。庄司のプロコフィエフは美しかったのです。エレンガントでした。本人が音楽を絵画と映像に表現していること(京橋で展覧会中)を聞いたせいもあるかもしれませんが、この日の演奏は視覚的でもあったのです。
 さて、庄司のこの表現は西洋的という感じではない印象を受けました。個の表現力を生かす西洋的な感じではなく、どことなく和や様式美を良しとする日本的な感じと言ったら良いでしょうか。あたり障りのない、無個性というのではないです。日本舞踊の様式美や、着物の洗練された美しさ。そう、「型」というのが1番近いかも知れません。きっちりとした型を踏襲しつつも型を所々で崩し遊ぶ。その崩しが見事な感じです。
 この人は西洋の曲に日本人というアイデンティティという立場からアプローチしているのかも知れません。意識しているのか無意識なのかは別として。

 この日のプログラムは7/10 10:00からBS2で放送予定のようです。あと、6/28のN響アワーでも放映(?)のようです。

2009.06.07 NHKホール
スポンサーサイト
  1. 2009/06/08(月) 00:35:19|
  2. 音楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ラウル・デュフィ展 | ホーム | 荘司福展>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mwzelda.blog22.fc2.com/tb.php/436-42370cce
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ハチャ

Author:ハチャ
アーティスティックなものが好きな私です。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する