ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

犬塚勉

 今回、犬塚勉なる画家を初めて知りました。自然ばかり描いた画家で、そのために登山をした人のようです。そして最期は遭難死。絵を観ると自然の中で最期を遂げるのももしかしたら本望だったのかもしれないなどと思いました。
 初期の頃はそうでもないのですが、ある時期から絵は全て写実的に描かれています。草の一本一本、葉の一枚一枚。それは写真のようです。何故なら絵にするには平凡な構図だからです。画家が聞いたら叱られそうですが、絵に主役がないのです。主役は何の変哲も無い自然。雑草と名も知れぬ花。草原に岩、石。もちろん、画家にとってはその全てが主役なのです。それを裏付けるように絵には生命感が溢れています。犬塚は自然の絵を描こうとしているのではなく、自然をカンバスに反映しようとしているのです。自然の姿が絵に反映されているというより、自然の生命感が反映されているのです。もっと言えばカンバスの中に自然がある。
 我々が自然の中にいると気持ちよいのは無数の生命に囲まれているからなのだと改めて思いました。

せせらぎの里美術館
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  1. 2009/07/27(月) 00:58:08|
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