ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

鴻池朋子展

鴻池

 最近は殆ど耳にしませんが音楽アルバムにはコンセプトアルバムというのがあります。一つのテーマに沿った楽曲で構成されるものです。随分古い例になりますがピンク・フロイドの狂気やザ・ウォールなどです。

 アートの世界にもコンセプチュアル・アートがありますがそれは概念をアート化したものにすぎません。一つのテーマに沿った構成をする展覧会、しかも一人の作家でというのは珍しいように思います。

テーマは「インタートラベラー神話と遊ぶ人」

インタートラベラーというのは異なる世界を相互に往還し、境界をまたぐ人のことで、作家の造語です。

 この展覧会で旅するのは地球の内部。観覧者は想像力を膨らませ旅します。その想像力を促すように作品が展示されています。作品は絵画、襖絵、アニメーション、オブジェと多彩です。そして、これらは相互に繋がっています。作品以外にも、展示の壁の色を工夫したり部屋を仕切ったりといろんなアイデアを使っています。展覧会というより作家の提示した世界観を愉しむ感じです。

鴻池は次のように語っています。
 「遊び」とは魂を呼び還す技。それは身体をしばる秩序からの解放であり、人間の肉体の奥底に眠っていた感覚を目覚めさせてゆく術(アート)です。そして、この旅の主人公は、豊かな想像力をもった「インタートラベラー」という観客ひとりひとりなのです。

 そう、鴻池は術(仕組み)をアートとして提示した作家です。その使い方が見事でした。

あと、展示作品に添えられていた作家の詩的なコメントが印象的でした。

オペラシティーアートギャラリー ~9/27

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  1. 2009/09/06(日) 22:11:38|
  2. アート
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