ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

未来の食卓

未来の食卓

 スーパーマーケットにあれば有機野菜を購入しようとして随分経ちます。でも実のところ有機を購入する積極的な理由は見つかっていませんでした。

 ずっとこのままではまずい。現在の農薬付けの食べ物をそう思っている人は多いと思います。有機野菜は少ないし、ちょっと高価だからと敬遠する。みんなこのままじゃ...とは思いつつきっかけがないからと今年も同じ。消費者だけではなく心ある生産者の中にもそう思っている人はいるでしょう。

 この映画が鑑賞者にいろんなきっかけを提供するでしょう。一つには若者の癌の発症。精子の減少。農薬を扱う際の生産者の苦痛。例えば鼻からの出血。


 殺虫剤、農薬などを使う農業が自然界そして、人間に与える影響が忍び寄りこのままではだめだと立ち上がったのがフランスバルジャック村。村長は村の学校の給食をオーガニックにすることに。最初の心配は財政的なことでした。でもオーガニックの給食や学校菜園で野菜の味を覚えた子供たちに徐々に大人たちが巻き込まれていきます。子供たちの親たちは自宅でもオーガニックにしたり。給食を作る料理人は出来合いのものを使わなくなります。出来合いを使う限りはソースで味を変えるしかないのですが、手作りになると中に入れるものを変えることにより味を変えるようになります。その結果、従来より時間や手間がかかるようになりますが、子供たちを喜ばせようといろんなレシピを工夫します。そして、この村の取り組みに学校関係者が視察に来たり。

 食べ物の問題は一地域の問題ではなく本来は世界規模で検討すべき問題なのだと思います。でも利害関係や見えざる圧力のせいで世界規模での検討、それは今現在は難しいのではないでしょうか。これを崩すのはやっぱり有機を実践するということ。そして、それを増やすことが最も説得力があるのではないかと思います。給食に着目したのはとても素晴らしいこと。今住んでいる地域でオーガニックを進めていないのならひとりだっていい。有機物を買えばいいのです。そう、有機である積極的な理由なんて必要なかったのです。従来型農業の負の側面だけで良かったのです。それがこの映画を観て実感した一番のこと。有機野菜を買うのは今までは「自分が」だけだったのですが、これからは「農業を変えるためにも」に変化しました。

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  1. 2009/09/13(日) 17:21:54|
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