ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

シューマン交響曲第3番 スクロヴァチェフスキ

 舎弟の結婚披露宴の二次会と同日昼間にあるコンサートに何故行くことにしたのかよく覚えていませんでした。何しろ4日前までどんな演目かも忘れていたくらいですから。でも行ってからはっきり思い出す事が出来たのです。それはシューマンをきちんと聴いていないということ。
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮による読売日響。割と頻繁に聴くことができる指揮者のなかではエリアフ・インバルとスクロヴァチェフスキが好きです。2人とも日本の楽団でコンスタントにタクトを振っています。インバルは都響、スクロヴァチェフスキは読売日響です。しかし、スクロヴァチェフスキは今月で3年契約が終わるということで常任を降りるとのことです。今後は桂冠指揮者になるようです。とても残念ですが、ご高齢ゆえやむをえないのかも知れません。
 今回のメインはシューマンの交響曲第3番ラインです。相変わらず素晴らしい音です。精神性、そして芸術性のたいへん高い音です。音を紡ぐという印象ではないです。イメージとしては楽団員一人ひとりに修行をしてもらい高みに上ってもらい音を出させる。スクロヴァチェフスキの音は一聴すると軽く聞こえます。でもそれは装飾的な要素を排除したり、テンポも楽譜に忠実にしているからだと思います。N響のコンマス麻呂もスクロヴァチェフスキの客演指揮に「この曲、スコア通り演ってもなかなかいいじゃないか」と言っていたのを覚えています。
 とにかくタクトを振ると音が出るというより空気が変わります。それは凛とした空気感です。緻密に積み上げられ作曲されたシューマンという要素も手伝ったとは思いますがそれにしても清々しいもので、心洗われるようでした。コンサートホールはスクロヴァチェフスキ自らがそう語っているように寺院と化していました。

2010.03.20 池袋芸術劇場
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  1. 2010/03/20(土) 23:06:23|
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