ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

パウラ・モーダーゾーン・ベッカー絵画展

パウラ


 逗子駅からバスに乗り海岸線を走ると天気は良く海には多くのヨット出ています。そう思う間もなく葉山マリーナ。そしてまだその先、所要20分弱ほどに神奈川県立近代美術館 葉山があります。今そこではドイツ人女性画家パウラ・モーダーゾーン・ベッカーの作品に会えます。1876年生まれ。この時期女性が美術教育を受けることは少なからず障害があったようです。

 22歳のときにブレーメンの北東20キロほどにある小さな村ヴォルプスヴェーデに芸術家コロニー建設を夢見、何人かの画家が集うのに参加します。展示にはパウラの作品だけではなくその当時一緒に活動した画家の作品もあり、彼女の作品と比較することができます。このころの作品は人物画が多かったです。子供の場合は純真無垢だからそのままの表現ですが、大人の場合はモデルの内面や、今まで歩んできた人生を彷彿させるような表現で描かれています。特に、モデルの目でそれを表現してる作品が印象に残りました。モデルの内面を表現するという意味では色に目を奪われることの無いので入っていきやすい木炭の人物画にいくつか強烈に惹かれるものがありました。

 何度かのパリ旅行で当時注目されていた絵画を観たあとは静物画が多くなったようです。この頃からやはり他の画家に影響されたのか絵には素朴より洗練が目立ち始めます。圧倒的と感じるものはありませんでしたが、全体的にどことなく惹かれるものがこの画家の作品にはあります。

 生前高い評価を受けることのなく31歳で夭逝とのこと。親交のあったリルケが語ります。

君にはわかっていた。熟れた果実であることを。

 砂浜のすぐ傍らの近代的な美術館なのですが、建っているのはのんびりした雰囲気の場所です。それはもう、この雰囲気にぴったりの絵画展でした。
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  1. 2006/01/08(日) 18:27:16|
  2. アート
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