ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

日本の野菜の将来

 先日、パリのトゥール・ダルジャンについてのドキュメンタリー番組を観ました。鴨の血のソースを作るところが本編が始まる前に予告として出てきて期待しました。しかし、ミシュランの星が減った(3→2→1)ことに対して新しいオーナー(息子に世襲)が苦闘する姿を追っているのが主でちょっと期待外れに終わりました。しかし、途中厨房に野菜を届けに来る日本人が登場したところで興味はそちらに移りました。
この人は山下朝史と言い、以前はフランスで盆栽を作っていたのですが、その後野菜を作りだすという根っからの農家ではないようです。しかし彼の野菜は人気だそうで星付レストランのシェフは誰もが絶賛のようです。多品種の野菜を少量ずつ丁寧に作っているとのこと。
 トゥール・ダルジャンのシェフ曰く「日本の野菜は美味しい」この言葉には驚きました。山下氏は全て日本の種を使っているとのこと。

 昔から日本の野菜はフランスにはかなわないと言われてきました。それは土の力が違うから。日本の痩せた土地では限界があり、こればかりは仕方が無いと言われたものです。

 山下氏のホームページもあるようですので、覗いて見ましたがなかなかの力量とみました。さて、ここからちょっと想像してみます。現在、日本ではイチゴや梨、生食用のブドウなど新しい品種が登場して甘さを競っています。それは日本人の得意とするところ。これは野菜だって同じ。トマトやジャガイモの品種が多くなりました。山下氏の農園では昔ながらの品種を使っているかも知れませんので断定的なことは言えませんがその辺りが評価されている一因なのかと思ったのです。
 さらに想像を進めます。山下氏の野菜はともかくとして、日本の果物、野菜って輸出できるのかもしれないと思ったのです。輸出というのは出来上がった商品ではなく、日本の種。
 食の需要の殆どはそれなりに食べられれば良いなのですが高級志向の需要もあり、今現在一部の高級なフルーツは輸出されています。これをもっと発展させたのが種の輸出です。日本の農業の生き残り方法のひとつとなりえるのではないかと思ったのです。ただ、もちろん種だけではだめで、作るノウハウも一緒でないと成功は難しいでしょうけど。
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  1. 2010/10/08(金) 23:07:21|
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