ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

前川國男建築展

前川國男


 久しぶりに東京ステーションギャラリーに行く。ル・コルビュジエに師事した前川國男の建築展である。最初のほうに参考としてコルビュジエのガルシュの家の写真が展示されてあった。これは前川がコルビュジエに最初に連れて行かれた作品で当人が衝撃を受けたとあった。これは通称デ・テラスと言われているようで建物と平行に上がる階段を登ると右に折れて建物に真っ直ぐ導入となるのであるがそこには椅子が設けられちょっとしたテラスになっている。階段を建物から少し離すことによってテラスの面積を確保し、その真下の地上部分に植栽を施す。思いつきそうで思いつかないデザインに私も衝撃を受けました。

 さて、前川は日本、そして世界各地に作品を制作しています。東京では紀伊国屋書店の新宿本店、東京文化会館、東京・丸の内の「東京海上ビル」は会場の窓から実物が見え、その窓付近に模型が展示されていました。どれもモダンなデザインです。私としては笠間邸が一番良かったです。内部は洋風のつくりですが外観は和風。瓦屋根が三層見事な配置で重なっていました。ああいう配置の妙を見るとどうしたらこんなこと出来るのだろうとバランス感覚の見事さにクラクラします。

 一番感心したのはビル外壁のタイル貼りです。壁を作るコンクリートを打設するときに型枠の内側に予めタイルを釘で固定しておくとのこと。これでコンクリートとタイルが一体になるというわけです。それまではコンクリートを打設後にタイルを貼ったとのことで、これでは耐久性に問題があるので「現場打ち込みタイル」なる工法を考え出したとのことでした。

 東京文化会館の前は時折通りますが、やはりあの入り口の屋根の分厚いマスの感覚は並みの人間ではデザインしないだろうなとつくづく思います。
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  1. 2006/01/15(日) 16:05:52|
  2. アート
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