ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

エシカル

 エコやロハスの次はエシカルである。まだ一般の認知度は低いですがようやく運動というレベルまでなったようです。私としては飛び上がるように嬉しいです。エシカルが問うのは環境や社会への配慮です。
 発展途上国で生産された安い衣類。それは環境に配慮(エコ)してオーガニックコットンを使用しているのか?それは現地労働者には極端な低賃金で搾取したりせず社会に配慮(フェアートレード)しているか?このようなことについて一般の消費者はなかなか知ることが出来ません。

 高度資本主義は売り手の信用度を見る必要性をどんどん排して、その商品の質と価格で勝負できるようなシステムになりました。でも道義的意識の高い消費者はその安くて質の高いといういかさま的なからくりを見逃すことはできなかったのです。エシカルファッションはそのからくりをも公開することを要求したのです。安いのは良いがその安さは正当なのか?という疑問。エシカルとは倫理的に、道徳上という形容詞です。発展途上国の自立的な発展を後押しする。そんな運動が静かに進行します。

 会社の健全性というのは従来は決算報告書など見ていました。しかし、数年前にアメリカのエンロンのように粉飾する会社が出てきたのです。巨大企業の嘘がばれるたびに株式市場は混乱しました。それを未然に防ぐために内部統制という仕組みができ、決算報告書に至るプロセスまで管理することが義務付けられました。この出来事は今や拡大的に解釈される大きな流れとなり会社の健全性を見ることだけに留まらなくなったということではないでしょうか。その商品の健全性まで求められているのです。つまり商品が作られるプロセスまで道徳的、倫理的に正しいかどうかを見て、それも含めてその商品の健全性を求められている。
 例えば将来こんな風になるかもしれません。会社は商品生産のプロセスを第三者機関に審査依頼し「エシカル」認証を得る。会社はその商品に「エシカル」タグを付ける。消費者はエシカルタグがついているのだからと普通より少し高い対価を支払う。それは「有機野菜」に対して価値を認めるのと同じ。消費者は安心、安全に費用を支払うことに昔ほどためらいはありません。消費者が求めているのは「有機」や「エシカル」という証明書。

 企業がエシカルさを求められれば今はそれを厳しいと感じるでしょう。でも、それは企業が生産者、消費者のことなど知ったことではないというスタンス。つまり、生産者、消費者に都合が悪いことはオープンにしないから厳しいと感じるのでしょう。エシカルは大きな概念で言えば「誰も見ていないから」を監視するということ。そんな観点で企業を見ると良し悪しが見えてきます。結局、もう隠せなくなったのです。「誰も知らないから」がどんどん少なくなり、「誰も見ていないから」が無くなってくる。そして、最後は「お天道様が見ているから」になっていくと本当に良いと思います。

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  1. 2010/12/26(日) 12:30:42|
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