ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

礒江毅=グスタボ・イソエ(マドリード・リアリズムの異才)

イソエ

 抽象画などを観ると必要ないのに構えてしまいます。だから写実主義の絵画は楽に観ることが出来、そのまま受け入れることができます。しかし、礒江毅のリアリズム絵画を観ると技巧を越えたものを感じるので思わず立ち止まってしまいます。似ている、写真の様だではなく。実体を感じるからです。絵画はあくまで2次元なのだが実体を感じる3次元の世界である。つまり存在する、もしくは成っているのである。

【タイトル失念】
泣きじゃくる自分の子供(3歳位)の白黒の絵はどう見ても写真にしか見えないのに驚きました。泣く子供の絵なんて難しそうです。

【新聞紙の上の裸婦】
ひろげた新聞紙の上に裸婦が横たわります。礒江はモチーフに新聞紙を良く使っています。しかし、整然と並んだ活字を再現するのは至難の業。きっとこの位できなきゃ人物の表現はできないという思いがあるのでしょうか。凄すぎます。私ならモデルに神経を集中したいので背景は楽なものを選んでしまうでしょう。

【深い眠り】
裸婦が見えないハンモックで寝ているような構図。つまり宙に浮いているような白黒の絵。髪の毛は1本1本描かれ裸婦には体温を感じます。

 作品はカンバスに描かれているものは少なく、板、紙が多かったです。あと、鉛筆、墨、アクリルと一つの絵に複数の素材を使用しているのが多かったようです。

 ミケランジェロは彫刻を作っているのではなく、石からその人を掘りおこしている。そういっていましたが礒江も写すのではなく実体になっているようです。だからこそ鑑賞者もそれを感じずにはおられないのでしょう。

練馬区立美術館~2011.10.02

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  1. 2011/08/25(木) 00:08:06|
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