ハチャの深層

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ラフマニノフ ピアノコンチェルト#2 北村朋幹


お気に入りのピアニストは誰しもいるであろう。私のお気に入りの一人は期待のピアニストでもあります。これはまれでしょう。今後に期待するにも関わらず、今現在お気に入りなのですから。北村朋幹は東京芸大在学で現在ベルリンに留学中。毎年ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに出演していますが、今年の秋も来日したようです。先週の日曜日の早朝放送のBS番組でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏していました。
 私はルバートが好きです。あけすけではなく微妙な加減のもの、スピード感のあるものが特に。そして、それをするからお気に入りのピアニストとなるわけです。北村のルバートは緩急がついて心地良いです。演奏する姿を見ると、基本的によがっています。よがるのは我を忘れていると見られます。基本的にそうだと思います。でも北村のはそんな感じではありません。ルバートが受ける受ける。どうやったらそんな精妙なタイミングで打鍵できる??どうやったらそんな微妙なタイミングのずれが出来る??
 上手いというか巧いピアニストはたくさんいますが、北村は上手いなあという印象がありません。あくまで、ルバート凄いなあ。フレーズの滑らかさにうっとり。渦を巻くような音のうねりに圧倒。そんな感じです。それは北村の音楽性のなせる技です。テクニックは時間を掛ければ習得できるかもしれないですが、音楽性は時間を掛けても習得できるものではないのでしょう。テクニックは手本があるでしょうが、音楽性には手本はないですから。それは習得するものではなく、掴む、もしくは備わるものかもしれません。

2012.10.05 NHK大阪ホール 日本センチュリー交響楽団(指揮:小泉和裕)
NHK BS2 2012.12.23放送

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  1. 2012/12/25(火) 22:40:52|
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