ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

ここに、建築は、可能か

ここに建築は可能か
 伊東豊雄ファンなので東日本大震災の後、彼が現地で建築家として何ができるか、そんな活動をしていると噂には聞いてました。その結果が出たようです。ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館にも展示されたようです。因みに日本館は金獅子賞。これは作品そのものというより復興の建築のあるべき姿の世界への問いかけに対してでしょう。それはそれで良いと思います。

 被災地の仮設住宅の殺伐とした雰囲気。個の住まいはなんとか確保されたものの、みんなが自然と集まるような場所がないことが大きな課題だったとのことです。それで、そんな建築を建てようと。題して「みんなの家」
 このプロジェクトへの参加建築家は伊東だけではなく、平田晃久、藤本壮介、乾久美子が、そして写真家では畠山直哉が参加しています。最初、各建築家のアイデアを持ち寄って融合を目指したのですが、個性のぶつかり合いに終わったとか。それで何とか打開するためにとにかく現地に足を運んだとのこと。そこから何か開けてくるのではとの思惑だったそうです。現地の仮設住宅にはリーダー的存在の女性がおり、その人と何度か話すうちに方向性が見えてきたのです。
 被災地にはいろんな芸術家が来てパフォーマンスをしたとのこと。でも最も大切なのはそのパフォーマンスのクオリティではなく、現地の観客と一体感。今、被災者が欲しているのはクオリティではなく人との一体感。パフォーマーを通しての一体感。建築家だってそうでしょう。良かれと思ってやっていることが現地の人に共感してもらえなければ意味がない。そんな現地の事情を聞いたりして結果浮かび上がったのは「丸太」でした。ここからの細部の詰めは早かったようです。コンセプトが決まると流石にプロなのですから具現化は早い。丸太は現地の物、津波で倒れてしまったもの使われています。

 会場には建築家の初期段階での模型が多数展示されていました。展示は丸太の上です。多くは発泡スチロールで作られています。そして、最終案のみんなのいえは1/10のスケールで展示されていました。同じ高さのたくさんの丸太に床と階段。壁はちょっとだけ。
 会場の壁一面には津波の高さからの位置からの撮影された現地のパノラマ写真が貼ってあります。

乃木坂 TOTOギャラリー間 ~3/23


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  1. 2013/03/16(土) 18:43:33|
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