ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

牧野邦夫 写実の精髄展

牧野邦夫2

 1925年生まれの画家、牧野邦夫の展覧会。当時の画家にあっては珍しく写実です。しかし、モチーフの一つとして幻想があります。殆ど人物画ばかりで、特に自画像が多いです。自画像の顔は何れも正面をきりりと見据えています。ここまではリアリズムです。しかし、牧野のまわりには化け物、魔物がややぼんやりと描かれています。だから幻想。自画像以外の人物画、裸婦像の殆どにも化け物(邪保という)が表現されています。エドガー・アラン・ポーにでも合うような絵です。
 写実ですから当然ですが、どの絵も細密に描かれています。時折、もっと奇妙な絵が現れます。
・甲冑に身を包みピラミッド状になった10人の男児。そして、その頂点には牧野。
・バベルの塔を思わせる五重の塔。しかし、二層目以上は未完成。但し、尖塔はカンバスを突き抜けて盛られています。
 ポーに似合うと思ったら、展示の最後辺りに芥川龍之介のキリシタンものの装丁を描いた作品がありました。
 画壇に属しないで作品の発表にも拘らない画家。こんなだから個性的であり得たのでしょう。

 ~2013.6.2 練馬区立美術館
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  1. 2013/05/19(日) 10:44:24|
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