ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

未構築

未構築


 東西線東陽町の駅から歩いて数分に位置する竹中工務店のギャラリーA4(エー・クワッド)で長倉威彦の未構築展が開かれていた。この展示はかつて計画されたが実際には日の目を見ることのなかった建造物類をコンピュータグラフィックで再現すると言うものです。

ダンテウム(テラーニ+リンゲーリ1938年)
第三インターナショナルのモニュメント(タトリン1919-20年)
ソビエト宮(ル・コルビュジエ1931-2年)
ドライブイン・ハウス(マイケル・ウェブ1968年)
アルトステッテンの教会(アアルト1967年)
曲面要素のコートハウス(ミース1930年)
フィルミエの教会(ル・コルビュジエ1961-70年)

 巷ではダンテウムの評判が高いようです。1938年にムッソリーニの依頼により計画されたこの建物はダンテの神曲に出てくる地獄、煉獄、天国をモチーフとしています。このなかで天国では整然と並んだたくさんのガラスの支柱が現れます。ガラスですから向こう側が透けるわけですが、そこはコンピュータグラフィックで見事に再現されています。確かに設計、発想は素晴らしいものがありますので、再現するにふさわしいものかもしれません。

 私が最も印象的だったのは第三インターナショナルのモニュメントです。400mを超えるタワーですが、傾いたソフトクリームの上部のような外観と言えばよいでしょうか。輪郭は二重螺旋が二周で表現されています。そしてそれを支えるようにおびただしい縦の支柱。長い間雨や風に晒されたようなくすんだ赤い色はとてもリアルです。実際の街の風景と合成した映像は全く違和感のないものでした。入場して最初がこれでしたし、この映像がCGとは思わなかったので、「行ってみたい」と勘違いして思いました。

 コルビュジエのソビエト宮も素晴らしかったです。そのほかの作品もとても興味深いものでした。休日に入場できないのが惜しいです。

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  1. 2006/02/19(日) 13:03:25|
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