ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

1961年Chateau Lafite Rothschild

 1961年のシャトー・ラフィット・ロートシルトを飲む機会があるなんて思いもよりませんでした。僅か40mlですがそれで充分です。場所は西麻布エレヴァージュにて。

61Lafite


 以前5大シャトーをブラインドで飲む機会がありました。5種類飲んでからそれぞれのグラスのアイテムを宣言するというものです。

1.ムートンとラフィットは当てる自信がありましたので、残り3つをなんとかすればよいだろうとまず考えました。
2.残り3つの中で一番力強いのがラトゥールだろうから、あとのマルゴーとオーブリオンはセパージュがだいぶ違うので分かるだろうとたかをくくっていました。

 1はなんとかクリアしたのですが、2は一番力強く感じられたのがマルゴーでしたので残りの3つは全て外れました。やはり頭で考えると当たらないものです。鼻と舌で勝負すべきなのです。
 さて、1の見極めですがムートンにはどのヴィンテージにもムートンの香りがあります。冷蔵庫の野菜室に10年入っていた完全にだめになったムートンにもムートンの香りは残っていたほどです。かたや、ラフィットはといえば引っ掛かりもなくするりと入って行き、私はその美味しさに浸れることです。5大シャトーのブラインドも一番美味しと感じたのがラフィットと判断したのです。分析的な判断ではなく感覚的な判断です。

 さて、61年のシャトー・ラフィットもいつものように素晴らしかったです。店主の吉田氏は幾分おとなしめと言ってましたが、もう45年も経過しているのですからこんなものじゃないかと私は思いました。でもこの上なく良い61年にしてはちょっと弱いなと感じました。後でパーカーの評価を調べると、この年は作りに失敗しているとありました。多分そうなのでしょう。まあ、いずれにせよラフィットの素晴らしさはヴィンテージの大小に大きく依存することのない包容力だと思います。こういう抽象的な表現は本来ご法度なのかもしれませんがこのクラスになると抽象表現も相応しいように思います。少なくとも具体的な表現に終始するのは表現が貧弱に感じます。

 ラフィットはそのエチケットが大変地味ですがその控えめさがそのワインの高貴さを浮き出させていると思います。エチケットで主張しなくとも顧客は分かってくれているはずだと。ラフィットがムートンのように毎年違うエチケットにしたら少なくとも私は幻滅するでしょう。
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  1. 2006/03/13(月) 21:21:53|
  2. ワイン
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