ハチャの深層

ハチャ独自の視点で ワイン、食、音楽、アート等を レビュ 。 

シャツのポケット

シャツのポケット
先々週、シャツを2枚購入しました。
実は私はシャツが大好きなのです。学生の頃はトレーナーなど、ボタンのない服も着ましたが、今では基本的にシャツを着ます。白を着ることは祝儀、不祝儀くらいで、カラフルなもの、チェック柄が多いです。しかも、気に入らないとリフォーム店に修理を依頼するほど。襟や剣ボロ(カフスの隣)にボタンを付けて貰ったり、襟の角度を変えて貰ったり。
それで、買ったシャツですが、購入時には気づかなかったのですが、チェック柄のシャツの背中にダーツが入っていました。もう一枚はオレンジの無地のシャツです。購入時に気づかなかったのですが、帰ってから見るとポケットがありませんでした。シャツにポケットが無いなんて、かなりドレッシーなケースくらいです。チェック柄なら目立たないから良いとしても、無地のシャツなのにポケットが無いなんて間が抜けたような感じです。しかも前立て(ボタンホールのある帯状の生地)がないので余計に目立ちます。
でも、仕方ないです。既に買ったものですから。チェック柄のシャツのダーツは解いて、2枚とも洗濯しました。いつも糊を落として、自分でプレスしてから初めて着ています。
翌日、洗濯したシャツが乾いたのでベランダから取り込んだのですが、オレンジの無地のシャツにポケットが付いていました。どうして?チェック柄のシャツを見るとポケットがありませんでした。どうして?
さて、これをどう解釈するかです。
1.チェック柄のシャツにポケットが無いのに、オレンジのシャツにポケットが無いと勘違いした。
→シャツ好きの私がそんな勘違いをするか?それに無地のシャツにポケットが無いなんて!と頭の中で悪態をついたのは、どう説明するのか?
2.そもそも、オレンジのシャツにポケットが無いと思ったのが夢。
→だとすると、購入したチェック柄のシャツにポケットが無いことに気づかないまま、その日の夜にオレンジの無地のシャツにポケットが無い夢を見た。あまりにも都合の良い辻褄合わせです。
3.前日、オレンジの無地のシャツにポケットがなかったのは紛れもない事実。翌朝、私はオレンジの無地のシャツにポケットがある世界に移動した。
もちろん、3がとっぴな考えであることは私も認めます。でも、1と2は明らかに辻褄が合わないのです。
こういう現象、最近は慣れてきたから別に良いのですが。これからも、加速しそうな気が。(笑)
  1. 2017/02/07(火) 13:28:15|
  2. スピリチュアル
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ダニール・トリフォノフ ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番

 先週の日曜日の深夜のNHK BSのクラシック番組を昨日観ました。ベルリンフィルのジルベスターなので予約をためらった(ラトルは好みではない)のですけど、念のために。
 週末に買ったシャツの背中にダーツが入っているのに気づかず、それを解く作業をしながら聴きました。聴いたことがあるピアノコンチェルト(ラフマニノフの3番)だけど、ずいぶん静かに弾いているなあ。そんな印象でした。演奏者を見ると無表情で眠っているかのように大人しく弾いています。でも、5分ほどで惹かれてきたのです。この段階で、どうやら大変な演奏らしいと気づきました。一旦、再生を止めて、解き作業を終わらせ、ちゃんと聴くことにしました。名前はダニール・トリフォノフ、まだ25歳。
 続きをそれなりの音量で聴くと、直ぐに、そのもの凄さがわかりました。25歳にして既に確りとした音楽観があります。よく、音楽で世界観を表現すると言います。演奏家が曲の演奏を超え、音楽世界を表現しているのですから、その時点で卓越レベルと言ってよいと思います。でも、トリフォノフはその世界観の中で弾いていました。観客に演奏者の世界観が届くのではなく、ホール全体がその世界になっていて、観客も演奏者もすっかりその中にいます。それはスケールと言うより、納得感です。隣の人に、「その中にいるよね?」と聞けば、「もちろん」と応えるでしょう。恐らく、トリフォノフもそんな感覚で弾いているのだと思いました。世界観を作って、その中で演奏するのだと。だから、無表情でいられる。スポーツの世界などで、ゾーンに入った状態などと言われる、そんな状態に見えます。動的瞑想状態と言って良いかも知れません。
 一般に最上級の演奏家でさえ、一つの曲の中で良い部分、普通の部分があります。音楽家も人間ですから長いこと集中できるものではありません。しかるに、トリフォノフはほぼ、全編良いのです。「良い?」いや、「凄い」です。それはそうです。最初から最後までその世界に我々はいるのですから。いやはや、凄いピアニストが現れたものです。
期待して、臨む演奏会も、それはそれで良いですが、背後から大きな木槌で不意打ちされるのも、たまにはいいものです。

演奏:2016.12.31 ベルリン
放送:2017.01.30  NHKBS
  1. 2017/01/31(火) 13:18:38|
  2. 音楽
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ワイン付き食事会 (2017.01.28)

今月2度目の食事会です。

全品手間が掛かる物を作りました。これ以上はしたくない。というか、これもあんまりしたくない。年に一回くらいなら良いですが。(笑)

【突き出し】:砂肝のコンフィ
食事会20170128-01
→もはや我が家の定番の突き出しです。65℃で4時間と、いつもの倍の時間にしましたが、食感はさして変わらなかったです。この日は2週間前の食事会用に作った鶏レバーのムースも出しました。ラードで密封すれば日持ちします。

【前菜】:カリフラワーのブルーテ
食事会20170128-02
→カリフラワーは茹でて一旦、粉砕し、フライパンで火を入れて水分を抜きペースト状にします。それを茹で汁で戻したもの。使った油脂はバター。フォンは加えません。焦げた風味が魅了するスープ。

【パスタ】:鶉とキノコのリゾット
食事会20170128-03
→キノコはポルチーニ、椎茸、シャンピニョン、シメジです。空煎りして炒めました。ブロードは鶏ガラと香味野菜ですが、今回は鶉も使いました。ローストした後に茹でたスープを合わせました。鶉肉はほぐしてリゾットに入れています。仕上げはバターとパルメジャーノチーズです。お米は国産カルナローリです。いくつもの工程があり大変なのですが、かなり良い仕上がりになりました。参加者は何度も「美味しい」を反復。ひとくちめから、良かったのですが、その後、じわじわ来たようです。実は私もそう感じました。

【主菜】:仔牛脛肉と尻尾の赤ワイン煮
食事会20170128-04
食事会20170128-05
→脛肉だけのつもりだったのですが、分量が足りないので尻尾を追加しました。調理方法としてはブレゼです。80℃前後で火入れをしました。見た目も重視したかったので、スープはソースに仕上げました。
付け合わせはジャガイモのピュレです。これはバターが入っていません。バターが入った方が美味しいでしょうが、芋の味がダイレクトに味わえるこのピュレも悪くはないです。料理好きな参加者向けに面白いかなと。(笑)

【チーズ】
食事会20170128-06
ブリー・ド・モー、スチルトン、ベームスター・エクストラオールド(26か月)、ミモレット(12か月)、コンテ(12か月)

【コーヒー】
食事会20170128-07
→お茶請けはマドレーヌ。

食事会20170128-08
N.V.シャンパーニュ ブリュ:ジョゼ・ミシェル
2011プイィ・フュイッセ トリ・デ・オー・デ・ヴィニュ:ギュファン・エナン
2004サン・トーバン:ルイ・ラトゥール
2000シャトー・ル・メイニュー
1994シャトー・キュレ・ボン
スチル・ワインは平均するとなんと約15年経過です!たまには、いいか。(笑)


  1. 2017/01/29(日) 11:19:57|
  2. 食事会
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ワイン付き食事会(2016.01.14)

【突き出し】鶏レバーのムース
圧縮食事会20170114-1
→今回、冷水にてきっちりと血抜きをしました。臭みと言うのはクセにもなります。今回は淡泊すぎるとも言えます。でも、皆さんお代わりしました。

【前菜】ゴボウのポタージュ
圧縮食事会20170114-2
→ゴボウをスライスして、冷凍により繊維を断ちました。ゴボウの2/3の玉ねぎ、そして、フォン、ミルクを使っています。油脂はバターとオリーブオイルが半々。ここまでやると美味しさが出現してきます。

【パスタ】スパゲティ・カルボナーラ
→私の賄い定番。チーズはパルメジャーノ・レッジャーノとペコリーノ・ロマーノを使っています。卵は一人分1.25個。
圧縮食事会20170114-3

【主菜】地鶏のブレゼ
圧縮食事会20170114-4
→ブレゼを食事会で供するのは初めてです。鶏は一旦ソテーし、鍋に入れソースにて蒸し煮します。大切なことは70℃付近で火入れすること。これで柔らかく、瑞々しく、しかも味が染みた仕上がりになります。

【チーズ】
→ブリー・ド・モー、スチルトン(青カビ)、グリュイエール(9か月)、ベームスター・エクストラオールド(26か月)、ミモレット(18か月)
圧縮食事会20170114-5

【コーヒー】
圧縮食事会20170114-6
→当店オリジナルブレンド。ホームメイドパウンドケーキ(河田勝彦氏のレシピ)を添えて。
雰囲気を伝える画像を、撮るの忘れました。(笑)
嬉しかったのは、楽しいと言われたこと。
そう、美味しいより大切です。
圧縮食事会20170114-7
  1. 2017/01/16(月) 15:18:26|
  2. 食事会
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百貨店のお酒売場

ワイン付き食事会をすると、ワインの評判が良く、参加者から普段どこで購入するのかと聞かれます。蕨、銀座、神宮前、神田などあっちこちですが、ようは街のワインショップです。ワインが好きでたまらないオヤジが店主のお酒屋こそ愛すべき店です。私は百貨店では買いません。百貨店も銀座松坂屋や横浜そごう、銀座プランタンなど好きな売り場は過去にありました。でも、担当者が変わったり、エノテカに取って代わられたら行く百貨店が無くなりました。東急本店、新宿伊勢丹でさえ買いたいと思うワインは殆どありません。結局、品揃えは百貨店ではなく担当者に依存するのです。
 実は、今日なんとなく船橋に行ってみようと思ったのです。でも、何しに?東武百貨店で和食器でも眺めようかなどと考えて出かけました。興味を引く物はなく、西武百貨店もちょっと覗きました。それで、再度、東武の食料品店で物色して、さして食べたいとも思わなかった青葉の中華そばを食し、さらにぶらついて端っこにあるお酒売り場を覗いて帰ろうと思ったのです。いったい俺は船橋に何をしに来たのだ?そう思いながらワインを一瞥したらその品揃えに驚愕しました。嘘だろ?という品揃え。何が凄いかと言うと素晴らしいワインが多いのではなく、退屈なワインが極端に少ないことです。
セラーを覗いたら、またびっくりで笑っちゃいました。するとそれに反応したのか「明かりを付けましょう」と店員が声を掛けてくれました。正確には店員ではなく輸入業者の人が営業で入っていたのです。
「ここのワインの取り揃えは素晴らしいのですが、誰が揃えたのですか?」
「ここの店長です。こだわってますよね。以前は飲食関係のお仕事だったらしいですが。」
ここでようやく、降って沸いたような船橋に行ってみようと言う思いが腑に落ちたのです。
  1. 2016/12/28(水) 11:09:39|
  2. 食(その他)
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カッシーナ・ガレットのランゲ・ファヴォリータ

カッシーナ・ガレットのランゲ・ファヴォリータ
【コメント】
パイナップルのような香り。白砂糖に似た香りも。少しとげのあるようなニュアンス。ルビーグレープフルーツの味わい。酸の立ち方が心地良い。滑らかさを感じる印象。バランスの良い良質なワイン。
【相性】
このワインは万能であろう。野菜主体の軽めの前菜から豚肉の主菜まで大丈夫だろう。魚介でも問題ないがどちらかと言うと野菜、肉に合わせたい。この日はイカと明太子スパゲティ、それに豚ロースのソテーに合わせた。


品種はファヴォリータ(ヴェルメンティーノ)種。価格は2200円。KY

ワイン名:ランゲ・ファヴォリータ2015(Langhe Favorita)
生産州:ピエモンテ州
生産者名:カッシーナ・ガレット (Cascina Galletto)
輸入業者:有限会社エトリヴァン
  1. 2016/12/23(金) 09:23:23|
  2. ワイン
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ブルゴーニュで会いましょう

【あらすじ】
 ワイン生産者の一家に生まれた主人公は父親の干渉が嫌でパリに飛びだします。そして、ワイン評論家で成功を収めます。そんな息子の成功とは裏腹に父親のワイナリーは大量に在庫を抱え、畑を手放さざるを得ない状況に。主人公が実家に戻り事情を知ると自分がワイン作りを手伝うと言います。父親は承諾し、口は出さないので息子に好きなように作るよう言います。しかし、主人公の息子はブドウ作りに関しては素人。彼は一つの決断をします。今までの作り方を捨てる。そして、昔の作り方に戻す。

 面白そうだからと言うより、ブルゴーニュでのワイン作りの雰囲気を知りたかったと言うのが鑑賞理由です。あと、どうやったらワインが美味しく出来るのかの真髄が窺い知れるはずとの思惑も。
 ワインがテーマですので当然かもしれませんが、その辺りのことはかなりちゃんと作っていました。その逆に手抜きの箇所もいくつかありました。

 隣の畑の生産者がワインのテイスティングを求めて来たシーンでは、オレンジがかった色でしたので、25年以上経過していると思ったのですが、76年のワイン(ポマール村)でした。本物か、それに準ずるものを使っていたのだと思います。
 自分の父親にテイスティングを求めるシーンではガーネット色だったので、それほど古くは無いだろうと思ったのですが、66年のロマネ・コンティでした。66年は若いヴィンテージと言われていますが、あの色は無いのではないだろうか。ラベルは本物でしたが、新し過ぎでした。中身は若いヴィンテージでしょう。
 あと、雹が降るので畑にビニールシートを張っていましたが、あのような行為はAC法で禁止されています。映画とは言え間違って認識されるのはまずいなあと思いました。
 映画ですから恋愛も少し絡んでいます。私としては、お隣の生産者との確執がなんとも面白かったです。ブドウの栽培をしているのですから田舎です。お隣さんとは向き合わざるを得ないわけです。相性が悪いお隣だと大変だ。
兎に角、本物のブルゴーニュの風景が素晴らしいです。ブルゴーニュの生産者を訪ねるテレビ番組など本物を見る機会はありますが、やはり雰囲気が違います。映画は絵、空気感を伝えるのが主ですから。

さて、期待したワイン作りの真髄の件です。

トラクターではなく馬で引いて畑を耕すのは土が固まらないため。
ブドウの収穫タイミングは糖度の検査ではなく、実際に実を食べ、種を噛み砕いて判断する。
ブドウを収穫したら、とにかく優しく扱う。
熟成は温度管理ができるステンレスタンクでなくアンフォラ(ローマ時代のワイン保存用の壺で肉厚の陶器)で熟成させる。
ブドウを潰すのは人の足。
酸化防止剤は必要最低限だけ入れる。
出来上がったワインの評価コメントが「余計なものを足していないから美味い。」
この余計な物というのは必要以上の酸化防止剤のことではありません。セリフでは物と表現されていますが、それは形のないものです。ワインはブドウが8割、人が2割と言われています。つまり、人の手が2割を超えるのは良くないということ。ブドウがワインになるのを助ける程度が良いという意味です。だからコントロールしてはいけない。例えば、ステンレスタンクは人の手と言うことです。

一番印象に残ったセリフは「私は畑が求めるものを一生懸命聞き出して、それを与えてきた。しかし、畑はいつもそれ以上求めて来た。」でした。

上記のすべてが真髄を表しているわけではありません。映画だからのセリフもあります。農産物作りに関わっている人ならわかるはずです。映画製作者はワイナリー生産者にインタビューし、うまく引き出したのでしょう。

 原題は「Premiers Crus(一級畑)」です。フランスワインは畑に格付けがなされており、主人公の一家は村名、一級、特級と所有しているのですが、タイトルは一級畑となっています。理由は最後まで分かりませんでした。
ブルゴーニュの各村では一般に特級畑が一番面積が小さく、その次が一級、最も面積が広いのが村名です。しかし、舞台のアロース・コルトン村は特級畑が一番広く、その次が村名で、一番小さな面積なのが一級畑です。その辺りのことを何かに引っ掛けてのネーミングなのかも知れません。。
  1. 2016/11/23(水) 12:27:31|
  2. 映画
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スカリオーラのビズビリィオ

スカリオーラのビズビリィオ
コルテーゼ種のワインです。ワイン名のビズビリィオは「ささやく」と言う意味だそうです。
【コメント】
青リンゴ、リンゴの蜜、そしてラ・フランス。極微発泡しているが、口には感じられない。そして、それが酸を軽く感じさせる。スレンダーで引き締まった体躯で飲んだ印象が心地よい。気軽に楽しめる良質なワイン。
品種はコルテーゼ。価格は2000円。MY

【相性】
野菜料理、軽めのパスタ料理、魚料理が良いだろう。この日はスパゲティ ペペロンチーノに合わせた。

ワイン名:ビズビリィオ2013(Bisbiglio)
生産州:ピエモンテ州
生産者名:スカリオーラ (Scagliola)
輸入業者:吟奏の会ワイン倶楽部
  1. 2016/11/19(土) 15:14:45|
  2. ワイン
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